皆さーん! ブログ開設早々に1週間すっぽかして、これじゃいかん!と思っている・・嫁です。

「ブログ待ってるよ!」という声をいただき、本当に、本当にありがたく。一人でもこのブログを楽しみにしてくださる方がいるかぎり、がんばって書いていきます!!(Nさん、本当にありがとうございます。夜遅くまでお疲れ様です)

気合いを入れなおして・・・!。

さて、本日のブログは衝撃と悲しみとで過去一、暗い文章になりそうです。

今まで表替・裏返しのご注文をいただき、いろいろな畳と出会ってきました。
建材床・ワラ床の畳。手縫い・機械縫いの畳。どんな畳でも、その良さを最大限に引き出すのが職人の仕事だと思っています。また、その良さを最大限に活用することにより、畳も長持ちします。

今回出会った畳は、良いものも悪くしてしまう。あまりにもかわいそうな姿でした。
それがこちら・・・。(畳裏です)
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もう、何がなんだか。逆にどうしたらこう縫えるのか聞きたい!!
本来、キラキラしてるシートは、茶色の”見えちゃってる”床にしっかりと端まで縫い付けてないといけません。そして畳表を(裏巻手法の場合)裏側に巻き縫い付けるので、シートより上に畳表がこなくてはいけません。(構図がメチャクチャ)

でもシートに一度縫った跡が見られるので、縫い糸が抜けちゃったみたいですが、そもそも抜けるということ自体ありえない。抜けないようにテープで押さえますから。
そして、しっかり縫い付けてないため施工途中にめくり上がったのでしょう。しかも、直そうとせず、器用に避けて畳表を縫い付けてます。
なんと、6畳のお部屋でしたがすべてがこのような状態でした。もう、あっぱれです。

(※ここ周辺の畳屋さんは、このような雑な施工はされないと思いますよ)

畳は何百回、何千回と踏まれるものです。そして何度踏まれても長持ちするよう、フラットに段差のないように仕上げて調整するものなのです。ですが、このように施工段階で段差がついてしまっては、調整のしようもありません。
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伸ばしたら端までシートはありました。(6畳きれいに伸ばしておきました)


良いところを、活かすもころすも職人次第。この畳の上におられるお客様のことを考え、隠れるところこそ大事に丁寧に仕上げていくことが、大切だと思います。


ご一読いただき、感謝いたします。   中部製畳